• Home
  • News
  • About
  • About
  • Exhibition
  • Access
    アクセス方法
    AOMORI GUIDE MAP
  • Contact
  • Support

観光とは無縁の場所、人、モノが面白い街ほど、
本当に魅力的な観光地かもしれない
と、この本で明かされている「青森の素顔」
を見て思いました。

小山 薫堂(放送作家・脚本家)

『AOMORI CITY GUIDE BOOK』発売のお知らせ

AOMORIトリエンナーレ2017のテーマは、「PRINT」
PRINTには、「出版・痕跡」の意味も含まれます。
そこで、トリエンナーレが一過性で終わるのではなく、それを契機に青森市の魅力を皆さんの記憶の痕跡に残していきたいという想いから、青森市と包括連携協定を結んでいる京都造形芸術大学の学生の皆さんとトリエンナーレのチーフデザイナーでもある酒井洋輔氏が青森市で取材を繰り返し、一冊の本を制作してくださいました。
「青森」に根付く文化、 ファッション、珈琲、生活を徹底リサーチしたガイドブックです。
すでに手にした中学生や高校生からは、「こんなお店が青森市にあったなんて。行ってみたい!」という感想が寄せられています。

amazonでの購入はこちらから
http://amzn.to/2mttwPQ

  • 販売予定場所

    A-FACTORY、
    インフォメーションセンター、
    県内書店、Amazon 他
あとがき

THANKS FOR NOTHING

いろんな季節に来青(らいせい/青森に来ること)したけれど、「オフシーズン」と呼ばれる冬の青森が断然、一番素敵だった。
毎年、除雪予算だけで何億円もかかっていることや、信号機をLEDにしたら積もった雪が溶けなくて機能しなくなり、結局別で熱の出る装置を取り付けることになりそうなど、冬にまつわる面白い話がたくさん聞けた。
1人で歩いているときに限って、すべって転んだし、飛行機が雪で欠航になり慌てて新幹線で帰ることになったりと、慣れないハプニングにその時は往生したけれど、今となってはいい思い出と話の種になっている。

また、寒い寒い冬の青森では、しばらく街歩きした後のただの室内があったかくて天国に感じるから、体と一緒にキュウと縮んだ心が広がって、人見知りが和らぎ、知らない人との話も弾みがちになる効果もある。
印象に残っているのは、若い頃に色んなところを旅して回った結果「青森の街のサイズ感と海と深い山が気に入って、住むことにした」という、カフェUMINECOの店主の言葉だった。

大きな街に住んでいると、洋服屋も雑貨屋も食べ物屋もなにもかも、たくさんありすぎてどこへ行けばいいのか分からなくなる。全部行って比べるなんてできないから、自信を持って「ここが一番」と唱えるのは難しい。だから、誰かの“いいね”のお店に行って写真を撮るなんてことが流行してしまうし、誰かの“いいね”が1000コ集まっているってだけで信用してインターネットでポチっとしてしまうし、家族の休日も車で行ける便利な広い駐車場のある大手量販店に行き、そこにあるものから選ぶことで満足するように自分たち自身をチューニングしてしまう。
そういうことしている間に、自分の感覚は劣化するから、いったい何をどう着て、誰と何を食べれば自分が幸せになるか、もっと分からなくなる。
簡単に言って、そんな時代に生きていると思う。

青森のサイズ感は、そんな生活と一時だけでも距離を置くのにちょうどいい。老子は「足るを知る」、島根県の離島海士町は「ないものはない」、ヘルシンキで出会った女の子の洋服の背中のプリントは「THANKS FOR NOTHING 」
1日歩き回れば、そんなにたくさんの物もお店も必要ないんだなと思わせてくれるのが青森という街のとってもいいところだ。
ひと息つくのに必須の珈琲屋/カフェの数とクオリティはものすごく高い
(なぜこの人口でこんなにカフェが?と思う)から安心して歩いていい。

だから青森を旅するなら、ガイドブックや旅行代理店のツアーで、行くべき場所を1つずつつぶして歩くような、時間と隣合わせの旅行ではなく、自分の足で見つけてまわる旅がおすすめ。それができる丁度いいサイズ感だから。Don’t be a Tourist,be Explorer.

というようなことを書くと、じゃあなぜこのガイドブックを作ったのかという痛い話になるだろう。

この本は、地方の街の人がよく言う「何にもない街ですよ〜」に挑戦したくなって作ったものです。
ツーリストのために作った場所ではなく、地元の人に使われる場所をメインに選び、青森のオールスター選抜を本にしたかったのです。
ガイドブックという名前ですが、本当はガイドなんか必要ない青森の人にこそ、読んでもらいたい本です。
何にもないように見える街を歩いて、写真に撮ってまとめると、何にもないことはまずなく、光の当て方、見方、見せ方によって、むしろ都会にはない、ここにしかない価値が見えてきたと思います。
住んでる人に青森意外といいなと、青森を誇りに思ってもらえたらいちばん幸いです。

情報も、お金も人も物も一瞬で国境を越えるような時代に、わざわざそこまで行かないとできない体験や考え方、営み、なんていうかそういうものに包まれるために人は旅をするのでしょう。

AOMORIトリエンナーレ・チーフデザイナー
SAKAI YOSUKE(CHIMASKIデザイナー,京都造形芸術大学准教授)

amazonでの購入はこちらから
http://amzn.to/2mttwPQ

  • 販売予定場所

    A-FACTORY、
    インフォメーションセンター、
    県内書店、Amazon 他